評価方法
Japan Dining Indexは、複数の公開情報を集約した独立評価です。
6つの評価軸
店舗の確立された格 — ミシュラン掲載状況に基づく。
公開された食べ手評価を集約した総合評点。
店舗が現在集める注目度。
価格帯に対する満足度。
外国人客にとっての利用しやすさ — 言語・メニュー・決済・予約導線。
基礎シグナル間の一致度 — ヘッドライン値をどれだけ信頼してよいかの目安。
スコアレンジ
原則
- 複数ソース横断 — 単一プラットフォームに評価を左右させない。
- シグナル中心 — レビュー本文や写真は複製しない。
- 独立性 — 掲載順位は購入できない。
- 保守的 — 確かな根拠が揃ったときだけ高く付ける。
私たちが行わないこと
- ミシュランの評価結論を複製・再公開することはありません。
- ミシュランガイドの有料コンテンツは取得しません。
- 評価は公開情報の集約と独自の重み付けに基づき、Tabelogや一休等の本文を複製することはありません。
- ログインが必要なコンテンツやリアルタイムの空席情報は取得しません。
公開するもの、しないもの
各店舗ページでは、総合スコア (0〜100、S/A/B/C/D 帯付け)、6軸ごとの内訳、構造化された判断情報 (価格帯、予約難度、英語対応度) を表示する。6軸はページ上で個別に並べてあるので、ヘッドライン数値だけでなく評価の「形」を読める設計になっている。
重み付けは、品質コンセンサスが定まっている店舗を保留検証セットとし、四半期ごとに校正している。現行の重み配分 (スコア帯により変動):
- 格 20〜30%
- 評点 15〜25%
- 納得感 15〜20%
- 外国人対応 10〜15%
- 注目度 10〜15%
- 安定性 5〜10% (加算ではなく信頼度の乗数として作用)
正確な月次の重みを公開しない理由は二つ。(a) 校正ごとに動くため、(b) 入力シグナルそのものが時間とともに変動するため、スナップショットは読み手を誤らせる。上記のルーブリック、軸の定義、スコア帯、後述のソース一覧 — これらが安定して公開している部分である。
スコア分布
本インデックスに収録されているミシュラン掲載店 1009 店の内訳:
- S (80〜100) 23 店 (2.3%)
- A (72〜79) 80 店 (7.9%)
- B (60〜71) 231 店 (22.9%)
- C (50〜59) 377 店 (37.4%)
- D (50 未満) 298 店 (29.5%)
S・A 帯に入る 103 店のうち、103 店 (100.0%) は直近のミシュランガイドで星を保持している。6 軸スコアとミシュランの判定は本指数の頂点では強く一致し、長い裾野で乖離する — 星制度が重みを置かない納得感・外国人対応・安定性が、同価格帯ではしばしば星より少ないビブグルマン・セレクテッド店を上位へ押し上げるためである。
なぜ 6 軸なのか
3軸・6軸・8軸・10軸のルーブリックを保留検証セットで試した。3軸ではミシュランの星数と相関が強すぎ、ガイドが既に発表している情報以上を加えなかった。10軸では冗長性が増し、「ワインリストの厚み」「カクテルプログラム」「ペアリング」が同一の潜在因子に乗ってしまった。6軸は、各軸が独立した分散を読み手に意味のある成果 (予約判断、再訪意欲、推薦意欲) に寄与し、かつ各軸の裏に少なくとも一つの公開可能なシグナルが存在する最小の集合である。
シグナルソース
すべてのスコアは、以下の公開シグナルを根拠としている (五十音順・網羅的ではない):
- Google マップ・Apple マップ — 所在地、営業時間、写真の存在、公開レビュー件数。
- 食べログ — 公開数値評価とレビュー件数。レビュー本文・写真は複製しない。
- 店舗自身のサイト — 公表メニュー構成、予約導線、英語対応の有無。
- 一休 / OMAKASE / TableCheck / Pocket Concierge — 予約プラットフォーム掲載、表示価格帯、言語対応、デポジット・キャンセル規定の開示状況。
- ミシュランガイド — 公開版のみ (星、ビブグルマン、セレクテッド)。ペイウォール内容は取得しない。
使用するのは構造化シグナル — 数値評価、件数、申告価格帯、予約プラットフォーム掲載 — のみ。第三者の編集テキスト、写真、レビュー本文は一切複製しない。
データの取り扱い
使用するすべての入力は公開アクセス可能な素材から得る — 店舗自身のページ、公開版ミシュランガイド、公開評価プラットフォーム、検索・地図プラットフォーム、予約プラットフォーム。ペイウォールの裏、ログインの裏、ミシュランが販売しているコンテンツは取得しない。
利用するのは、それらのソースが公開している構造化シグナル (スコア、件数、分類、申告価格帯) のみ。第三者の編集テキスト・レビュー本文・画像は一切複製しない。
住所英訳、エリア名正規化、タグライン合成といった内部加工は当サイトのパイプラインで生成し、その旨を明記する — 第三者由来であるかのように表示することはない。
更新サイクル
パイプラインは月次に加え、観測した重要変更ごとに再実行する。重要変更とは: 閉店・移転、星レベルの変動、価格帯の大幅な変更、予約プラットフォームの新規参入、対象都市内で取り込み漏れだった店舗の発見など。サイトマップにはビルド時刻ではなく実データ更新を反映した店舗ごとの lastmod を記載し、検索エンジンが影響のないページを再クロールせずに変化を識別できるようにしている。
既知の限界
誠実に明示しておくべき本サイトの限界をいくつか挙げる:
- 取材はしていない。料理人・経営者・支配人とは話していない。アクセスを必要とするインサイダー情報は本サイトに存在しない。
- 独自の写真は持たない。掲載される画像はすべて公開ソースから、それが公開された解像度・ライセンスのままで使用する。新規撮影の発注はしない。
- リアルタイム空席は提供しない。本サイトで「予約しやすい」と表示されていても今夜満席ということはあり得る。ライブ状態は予約プラットフォーム側にある。
- カバレッジの空白。本インデックスに不在の店は、未取り込みなだけかもしれず、評価の上で除外したわけではない。お気付きの場合は [email protected] までお知らせください。
- 薄データでの分散。レビュー履歴の薄い新規開店店舗は、不確実性の大きいスコアになる。安定性軸はそのケースを読むための指標である。
オープンデータ
本インデックスに収録された 1009 店舗のスナップショット (スラッグ、英語名、都市、ジャンル、ミシュランステータス、総合スコア、6 軸内訳、申告価格帯) は、フラット CSV として配布している: restaurants.csv (スキーマ、ライセンス、pandas での利用例は データランディングページ を参照)。ビルドのたびに再生成される。
データセットは CC BY-NC 4.0 で公開している — 非商用かつ Japan Fine Dining Index へのクレジット表記を条件に、自由に利用・共有・改変できる。商用利用、バルク/プログラム的アクセスについては [email protected] までご連絡ください。